多汗症は先天性のものもあれば、何らかの原因があって発症する事もあります。
多汗症は、医学の世界では、病気では無く正式には体質であると定義されているそうですが、体質は様々な刺激や日常生活の変化によって、変わるものでもあります。
と言う事は、突然多汗症になると言う事もあり得ると言う事です。
突然多汗症になる場合と言うのはどのような時なのでしょうか。
先ずは内科的な疾患を疑われる事が多いと思います。
主なものとしては、甲状腺機能亢進症(パセドウ病)や、糖尿病、末端肥大症等です。
これらの内科的な疾患は、成長ホルモンが過剰に分泌されて起こる事が多く、発症時期によっては、他の様々な病気や問題も併発する事があります。
定期健診等で、内科的な疾患がないかどうかチェックする事も重要ですが、日々自分の体に異変を感じたらなるべく早めに専門医を受診する事が良いと思います。
次に挙げられるのは、急激に太ったと言う場合です。
多汗症は太っている、肥満であると言う方の発症率が高いので、急激に太ったりした場合に発症する事があります。
また、環境の変化に伴う強いストレスを感じた時などにも急に多汗症になる事があると言われています。
このように、多汗症は病気によって併発する場合と、その他の要因で発症する場合がありますので、突然多汗症になるリスクは誰もが持っていると言えるのです。
何もしていないのに汗をかきやすくなった時や部分的にいつも汗で湿っているような状態を感じたら、多汗症かもしれません。
速やかに内科や皮膚科を受診する事がお勧めで、専門医の診断と共に早めの治療を心がけると良いと思います。